長野県蓼科にあるこの庭園は、1991年に日本で最初に創られた英国式庭園です。設計・造園・石工事もすべて英国人の専門家の手により造られ、植物も多くはイギリスから運ばれました。英国の庭は、花々のやさしい色と香り、そして蝶や蜂が飛び鳥が唄い、地上の天国のような心地よい空間です。これこそ、まさに歴史に育まれた文化であると感じたとき、私たち家族は、未知なる分野に着手してしまったのです。今日に至るまでに、多くの失敗や困難が伴いました。しかしまた、なにも知らなかったからこそ、素直な心でその真髄を理解することができたようにも思うのです。
この庭から、人と自然が共存する豊かな感性を感じていただくことができたら、これ以上うれしいことはありません。
今日まで私たちを励まし、支えて下さったたくさんの方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。
ケイ山田著書「ケイ山田のイングリッシュガーデン ブック(講談社)」より一部抜粋